[PR]
大栄工業 関昇二会長、「鋲螺」という字を考える
【ねじ・ネジ・業界紙】 現在、ねじ業界団体では東京鋲螺協同組合をはじめ、東部ファスナー協同組合など一部を除き、鋲螺の字が使われています。業界新聞でも全国鋲螺新聞の看板から今はファスニングジャーナルと代えられました。
さて、「鋲螺」という字について、実は「鋲」は漢字ではなく、国字と称するものです。国字と言うのは我が国で作った文字なのです。
念のため博文館昭和21年発行の「新修漢和大字典」で鋲の字を探してみましたが、金へんの字の最後に国字として記載されていました。
「螺」は難解の文字です。漢検でも準一級の中の文字です。昔、組合の旅行で宿の「歓迎 東京鋲螺協同組合様御一行様」の文字を、宿の方が読めなかったことが想い出されます。
第2287号6面
見出し一覧
- 大栄工業 関昇二会長、「鋲螺」という字を考える -- 2014/04/23 水曜日