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大阪府 25年9月期業種別景気動向調査

 【ねじ・ネジ・業界紙】 大阪府商工労働部は平成25年9月期における「中小企業の動き(業種別景気動向調査)」を纏めた。今回は、建築金物製造業、プラスチック製品製造業、タクシー業、洋菓子小売業(製造小売)、ゴルフ練習場の5業種を対象に実施。ねじ業界にも関連の高い建築金物製造業に焦点をあて、その景気の現状及び今後の見通しなど企業の経営動向を以下に紹介する。

 現状は、需要面で大きな影響を与える建築着工は、リーマン・ショックの影響により平成21年に大幅な減少を記録し、新設住宅は100万戸を割り込んだ。22年以降、増加傾向に転じたものの、受注金額は横ばいか若干の減少傾向が続いている業者が多い。

 東日本大震災の影響については、発生の23年3月以後の数ヵ月は一部では仮設住宅向けの需要増加がみられたものの一時的なものであり、復興に向けての本格的な需要増加はまだ発生していない。また、26年4月からの消費税率上昇前の駆け込み需要により、受注が増加している業者も見受けられる。

 こうした厳しい状況のもと、高齢者対応製品や防犯機能を強化した製品、太陽光発電システム向け製品の展開、物流施設の整備などにより、収益の確保を図っている。


第2279号25面

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