社説 波紋
日本の名字
日本の名字(姓)の数は三〇万種類とも云われ、一昨年の民間調査による全国ランキングにおいて最も多かったのは一位が佐藤、二位が鈴木、三位が高橋などとの結果がみられ、順位の入れ替わりがあるものの過去を振り返っても上位を占める統計が
多くの人が知り得ていることにもなるのだが、上位の姓はそれぞれ全人口に対して2%にも満たさず、学校クラスに細分化した場合には一位の佐藤姓が一人も存在しない状況もあるようだが、先日の某大学試算では「2531年には全員が佐藤さん」との予測が発表されている
様々な条件やシナリオが組み合ったシミュレーションから弾き出した仮定の推計で、将来的にも名字の多様性は保たれていくとの結論が。あくまでも仮説を機械的に計算した数値が基で、可能性はゼロではないものの、便乗での一儲けは甘い考えである。
[2024年4月27日付け本紙2650号掲載分]
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