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社説 波紋

サブスクリプション

 三年後の2023年には、一兆円規模に近い市場への成長が予想、期待されているサブスクリプション。商品やサービスなど幅広い分野での導入が顕著にみられており、一定期間の利用における使用料を支払う新しいビジネスモデル。省略して“サブスク”とも云われている。

 このビジネスモデルは、従来の定額制と同様もしくは類似しているようにも思えるのであるが、現代社会の多種多様化や、異なる個人の趣向などを見据えた多彩なニーズに対応する料金プランからオプション設定などの工夫がみられる。顧客満足度をより追及したものとの評価も受けている。

 当たり前ではあるのだが、利用するユーザー及び提供側となる企業・店舗には、それぞれにメリットそしてデメリットがある。ただ、継続的な売上確保が見込める魅力から、あの手この手で新規参入組が後を絶たないとも。

 今後も適正な対価を得ていくには「欲しいモノを、欲しい時に、欲しいだけ」のニーズを適確に捉え応え続けている形態に加えて、より独自の新たなスタイル・仕組みの創出が必要ではないであろうか。

[2020年4月27日付け本紙2506号掲載分]


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