社説 波紋
順応している日本
前号の続きとなるのだが、オーバーシュート(感染爆発)、ロックダウン(都市封鎖)等々と、これまでに聞きなれない言葉が連日のように踊っている。さらには、密閉・密集・密接の頭文字を採用した“NO‼3密”の3原則までもが定められる次第だ。
3原則は大袈裟かもしれず強制力は無いとしているのだが、毎日の手洗い・うがいと同様にこの言葉は意味を有し、現在の取り巻く環境や社会情勢からみると、避けなければならない、守らなければならないことである。
1年間程度の延期を受けたアスリート達からは、本番までの道程はけして平坦とは言えないものの、前向きな声が聞かれ、姿もみられた。我々一人ひとりにとっても他人ごとではなく、順応できた証が良い結果を得られ、もしかしたら甘い蜜を吸えるのかもしれない。
[2020年4月7日付け本紙2504号掲載分]
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- 順応している日本 2020.04.17 金曜日