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社説 波紋

あおり運転

 あとがたえない、あおり運転。この行為自体を罰する規定はなく、道路交通法の一部を適用させ、安心と安全の維持に向けた取り組みがみられる。昨年の1月~10月による統計では、道交法に他の刑法も用いられて約1万3千件が摘発を受け、その大半が高速道路においての発生である。

 環境問題対策の一つに自動車の燃費があげられ、エコカーをはじめハイブリット車、電気自動車のエコドライブ運転方法の推奨・推進に「エコドライブ10のすすめ」の広報啓発がおこなわれている。警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省が構成するエコドライブ普及連絡会が約20年前に策定し、同活動の継続的実施に先ごろ見直しが図られ、燃費把握が重要性の高いものとして当該事項を第一番目に移行した。

 その順番では1.自分の燃費を把握しよう2.ふんわりアクセル「eスタート」3.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転…と10項目が続き、無用な事故撲滅から快適なドライブ実現等を目指している。この“自分の燃費を把握”であるが、運転する車の性能に加えて状況に応じた走行とも考えられ、他の項目も含めて効率的及び質の向上等を求める一人一人の業務に当て嵌めることもできるのでは。

[2020年2月27日付け本紙2500号掲載分]


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