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社説 波紋

“お辞儀”が日本に根付く文化、風土・・・

 手軽に、便利なことから日課のように足を運ぶ人も居るかもしれないコンビニだが、24時間の営業、特に夜間帯の店舗運営を支えるのは外国人留学生とも云われる。現在のコンビニ経営において、人手不足が深刻化する中で必要不可欠な存在としての位置付け、貴重な戦力に挙げられている。

 その面々の出身国・地域は幅広い。外国人留学生の間にあってはコンビニで働く、アルバイトしていることは一つの憧れ、その人がリスペクトの対象になる場合もあると。たとえ流暢な言葉づかいでなくても、大半が日本人相手の業務に仕えている内容から、日本語が堪能に話せるものと捉えられて尊敬の的になっているようだ。

 感謝の姿勢、行動の証に“お辞儀”が良い意味で世界中に拡散され、日本に根付く文化、風土などについての素晴らしさに称賛が贈られた。マニュアル通り、教わったままに捉われがちだが、たとえ早口であろうと「ありがとございました」に対し、黙って商品を受け取り立ち去るのではなく、買い手側も感謝を示すのが未来に語り継がれ伝承される“レガシー”を造りだすのでは。

[2019年10月27日付け本紙2488号掲載分]


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