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社説 波紋

平成 最後の発行に寄せて

 新たな元号『令和』の始まりまでに残り僅かとなり、昨年から多用されてきた言葉「平成最後の…」は、本紙にとっても本号が「平成最後の発行」に当て嵌まる。数日後には元年、新たな時代を迎え、これまでとは変化していくことになるだろうが、何がどのように変わるのかは誰も解らないのでは。

 平成を振り返れば、人それぞれに出来事、そして様々な想いがある。良いこと、悪いこと、なんとも感じ無かったこと。ただ、一つの時代に触れてこられたことへの感謝の気持ちは大切とされ、同時に後世へ時代の変遷などを正確に伝える責任も担う―とも云われている。

 国の内外、天地とも平和が達成される。この31年の間はどうであったのだろうか。歴史は繰り返される―との言葉がある。全てを伝えて理解を得るのは難しいが、企業に限らず、継承・伝承は今後、そして永遠の課題の一つになる可能性も高く、既になっている場合も。

 いずれにしろ、警鐘が鳴らないようにしなくては。


[2019年4月27日付け本紙2470号掲載分]


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