社説 波紋
道の駅
道の駅。一般道を走行中に案内板(標識)が視界に入り込み、予定・用事を建てていなくても、何気なく立ち寄ってしまう人も居るのでは。地域の特産物、ローカルフード等のほか、野菜の収穫やイチゴ狩りの農業体験から温泉の入浴施設を備えた駅もあり、その場に行くことが目的となっている場合も。観光地化が進んいると共に、地域住民の生活の一部、トラックドライバーの定期的な休憩ポイント利用等の大きな役割を果たしている。
平成5年2月に登録制度が創設され、管轄する国土交通省発表の平成30年4月時点統計では1,145駅を数える。そのうち、都道府県別において最も多い登録上位は北海道の122駅、岐阜の56駅、長野の50駅の順。
昨年の交通事故(人身)発生件数はピーク時の半数以下、死亡者数は約7割まで減少。道の駅がどれだけ効果があったかは解らない。車そのものが進化・発達する中で、あおり運転のようにドライバー自身が成長していくことも必要になっているのでは。
[2019年2月17日付け本紙2463号掲載分]
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