社説 波紋
今年も節分・・・
今年は、も、良い年に。一つでも誰よりも多くの幸に肖りたいのが人の常であるが、そう欲張っても仕方がない。
月が変われば節分の日(2月3日)である。今年も、何れかの方角に向かって恵方巻きを手に大口を開ける光景が浮かぶ。
ここ数年、全国区になった恵方巻きの需要と供給のバランスが崩れ、翌日には売れ残りが大量廃棄されて社会問題化もみられる。
中身に巻く具材も縁起とは程遠い、工夫を凝らしたものもあり、提供する側も増えたことが一つの要因とも云われる。
この縁起の良い食べ物は、こんにゃく、イワシ、そば、けんちん汁、くじら、大豆があげられ、それぞれに意味を持つ。
全てを一日で食すのは難しいが一緒に巻いてしまうことは可能である。欲張って食べても幸は一つかもしれない。
[2019年1月27日付け本紙2461号掲載分]
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