社説 波紋
今年も風邪のウィルスの気になる季節
ゴホン10万、ハクション100万。風邪をひいている人が、1回の咳、クシャミで空気中にバラ撒く飛沫の数の例えである。
風邪のウィルスは二百種類以上が存在しているものとされ、この季節特有の低温乾燥環境において、空気中の飛散量は増加すると言われている。
他人、周囲への配慮。自らの予防策などにマスクを着用する姿は、寒さの深まりと共に見かける頻度は加速化の一途を辿っているのかもしれない。
いまや、人の集まるところでは必須のアイテム、最低のエチケットに位置付けられた節もあるのだが、マスクの効き目を疑問視する声も聴かれる。
不特定多数の人と触れ合う機会、宴が続くなか、日々の心掛けや行動に加え、アフターケアが重要とされる。
その内容は個々に異なり、違いもあるのだが、どれが正解、どれが不正解なのかは決められない。ただ、単純で小さなことの積み重ね、継続が、知らぬ間に力となっていることは確かなようだ。
[2018年12月7日付け本紙2456号掲載分]
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