社説 波紋
感染症の一つ風疹患者数の拡大
首都圏を中心に感染症の一つに数えられる風疹(ふうしん)患者数の拡大傾向がみられ、医療関係機関等からは予防対策への取り組み要請が高まりをみせている。
公的機関の発表では、二ヶ月くらい前から発生したものと思われ、感染者の総人数は驚くほどの数字には至っていないが、拡大の一途を辿っている報告が首都圏及び周辺地域より寄せられ、範囲の拡幅も窺えているとする。
現時点で、自身には無縁の状況であるとしていても、風疹独特の症状も有って潜伏期間が長い場合には二週から三週間。また、過去数年の感染報告によれば、約9割が成人。今年の短期間でみた場合に約97%の高い発症報告がなされている。
さらに、男性が女性より約四倍多く、そのなかでも40代男性が最多。次に30代、50台。この統計結果が今後も続くとは限らないが、職場ぐるみの予防の重要性が問われている。
9月初めには厄介なインフルエンザでの学級閉鎖が起きており、休む間も無くお次が出番を窺っているようだ。
[2018年10月17日付け本紙2451号掲載分]
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