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社説 波紋

想定外のことが多々起きている

 想定内という言葉が一昔前に流行した記憶があるが、目まぐるしいスピードで移り変わる現在では、想定外のことが多々起きているのではないか。

 例えば、相次ぐ台風の襲来により、移動手段の要である電車関連においてこれまでにはみられなかった“計画運休”の導入が行なわれている。

 猛威を振るう自然環境には為す術がなく、何が起きるのか解らずに想像がつかない。想定外に備えての取り組みであろう。

 安心・安全の確保。何事よりも優先されるべきであり、企業をはじめ社会全般にわたり事前の対処・対策を積極的に努める傾向が強まりをみせている。

 世の中の流れから前記の電車関連の運休も最善の策に位置付けられる。ただ、公共交通機関が利用できない混乱、その影響は計り知れず、その現象がみられていた。

 今後、どのようなことが起きるのかは予測不可能である。計画運休。自らに置き換え、いざという時に適確な判断・実行の準備ができているのか、今一度確認が必要とされている。


[2018年10月07日付け本紙2450号掲載分]


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