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社説 波紋

過去があって、現在があり、そして未来へと繋がる

 継続、存続が企業の一つの使命とも言われるなかで、今年も業界内において長い年月の活動の成果を背景に、節目の機、お祝いの時が刻まれ、新たな歩みのスタートをきる光景が窺えている。

 当然であるのだが、年数を重ねていくことにより百年、一世紀企業の仲間入りを果たし、その傾向は増加している。御めでたいとの一言で表すのは簡単であり、到達するまでには幾多の難局を乗り越えてきた苦労・努力は、何事よりも勝る見本となって見習うところが多いとも思われる。

 長寿企業が増している環境下にあって、先日の敬老の日には国内の百歳以上は、厚生労働省の統計では当日見込みで六九,七八五人。48年連続で過去最高を更新し、この10年間においてほぼ倍増ともなっている。 高齢化ではなく、長寿化に捉えた場合には、多くの潜在的な先人の経験及び教えがあるものとの見方もできる。長ければ良いとは言い切れないが、過去があって、現在があり、そして未来へと繋がっていくのではなかろうか。

[2018年9月27日付け本紙2449号掲載分]


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