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社説 波紋

何年に一度(回)の言葉

 四年に一度のサッカー世界一を決める、2018ワールドカップロシア大会が開かれ、日本からも侍ジャパンが地区予選を勝ち上がり、出場権を獲得。本大会の予選突破、ラウンド16まで駒を進め、列島が歓喜に沸いた。

 この何年に一度(回)の言葉は、何十年や何百年とも表され、自然現象(災害)、並外れた能力の逸材などと、幅広いケースにおいて多用がなされているものと思える。ただ、科学的に根拠を裏付けした表現、憶測の場合もあるようだ。

 本号発行は7月7日付の七夕(たなばた)の日である。由来は幾つかみられ、一般的に“おりひめとひこぼしの伝説”を多くの人が浮かべるのではないか。この作られた物語は、あたり前だが毎年、一年に一度迎える。

 遠い彼方に光り輝く、2つの星が一番輝きを放つ日に因んでの内容になっているが、最もだが同日は古く昔からの言い伝えによる旧暦であり、現在に当て嵌めると8月7日頃になる。大切な祝辞の五節句の一つともなっている。

 慣習に従って願いごとをしてみるのも良く、一カ月経っても実現しなければ、現在の一番光り輝く日にまた頼んでみても。スピード社会、移り変わりは激しい。その頃、列島は第100回目の高校野球が盛り上がりをみせているだろう。

[2018年7月7日付け本紙2441号掲載分]


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