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社説 波紋

カー娘達のデットタイム

 もぐもぐタイム。数多くの感動場面が観られた平昌オリンピックにあって、記憶に残る一つに、カー娘がゲームの合間のハーフタイムに栄養補給するシーンが浮かぶ。

 低温環境下での競技で、消費したエネルギー、体力の回復に設けられたデットタイム。各代表チームが様々な方法を取り入れ、特に日本代表がフルーツ等を食する画(え)は多くの注目を集めたとも言われる。

 そのフルーツの中で最も食したイチゴは現地産であったと。好きな果物ランキングでは常に上位に入り、日本では年間を通じて入手可能、二百種類以上のブランド品の流通統計がある。

 カー娘の人気上昇に伴い、イチゴをはじめとするフルーツに限らず、選手達が食していた菓子系等にも特需がみられ、品薄・品切れ状態から提供がままならない現象も発生。

 供給能力の関係から“そだねー”と直ぐの需要には応えられないものもあるが、新たな市場・ニーズ開拓のヒントに捉え、次の商機に向けた取り組みを開始した供給者もいるようだ。

[2018年3月7日付け本紙2429号掲載分]


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