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社説 波紋

電動化・・・

 百年に一度の大変革時代。巷では、電動化への世界的な普及の取り組みから、自動車業界全体が大幅な移行を早期に受け、大揺れしているとの見方が未だに多いようだ。

 しかし、裾野は広く、当の関係者(企業)は動向を冷静に見極めて将来的な需要並びに市場の変化を見据え、的確な対応体制の整備を進めていることが窺える。

 この電動化であるが、先駆的な導入事例として当て嵌めるのには無理があるかもしれないが、より身近な乗り物に「電動アシスト自転車」がみられ、来年で発売から25年を迎える。

 搭載モーターにより、自転車の動力源となるペダルを漕ぐ力が助けられる(アシスト)ため、軽く僅かな力でもスムーズに進んでいく仕組みである。

 子育て世代の購入割合が目立って多く、関連団体による2016年統計では、原動バイク等の二輪車を上回る約54万台出荷の数値が示されている。

 自動と自転の性質は異なる乗り物ではあるが、常にニーズに合わせた機能の変化が普及拡大の原動力とも

{2017年12月27日付け本紙2422号掲載分]


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