社説 波紋
発酵食品
まだまだ寒さが続く季節。これからが本番になるのだろう。自然と温かいものが欲しくなる。
食べ物・飲み物など個人の趣向によって広がり、そのなかで“甘酒(あまざけ)”を思い浮かべた人もいるのではないか。
健康・美容に良いから始まり、飲む点滴―との効能を背景に、ひとときのブームが現在は定着されたとも云われている。
発酵飲料であり、体のエネルギーになるブドウ糖が直ぐに吸収できる一方、血糖値が急激に上がってしまう要素も抱えている。
巷ではダイエット等を目的にした糖質制限が一つの地位を確立しつつあるが、知らず知らずに低糖質に陥って日常生活のリズムを狂わしているケースも。
何事にも過度な行動や要求は影響を及ぼす。職業・立場柄で連日連夜の新年会の疲れから、食欲がわかずに昼間でも食事が進まない人には、有効なエネルギー補給の手段に進める研究機関もある。ただ、個人差、適度な摂取の判断が必要としている。
{2018年1月27日付け本紙2425号掲載分]
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- 発酵食品 2018.02.07 水曜日