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社説 波紋

上野動物園新生パンダ 「香香(シャンシャン)」に決定

 上野動物園で生まれた赤ちゃんジャイアントパンダの名前がシャンシャン(香香)に決定した。両親のレンタル先である隣国・中国においても、この命名はネット上で話題になっている。

 香という字は、同国では人気がある、いい匂いがする等の意味を持ち、以前は女の子の名前に多用されていたとも。また、歴史上の人物に香香公主(シャンシャン姫)という少数民族の姫のことが語り継がれている。

 今回、名付けの最終決定は都知事がおこない、先日までは以前の名前のように同じ文字の組み合わせは選ばれない雰囲気が窺えていたのだが、応募総数約32万通から絞られて発表されたのは香香であった。

 なにはともあれ、多くの人々が一日も早い一般公開を待ち望んでいることが伝わってくる。想像にすぎないが、愛くるしい姿に希望を抱く人もいるかもしれない。

 先日には誰が望んだのか不明である選挙に突入。都知事の行動もその要因になるのかは解らないが、絶妙なタイミングで新たな政党を立ち上げ、短期間で野党第1党の座にまで辿りつきそうな勢いだ。

 いい匂いを嗅ぎつけ近寄ってくる候補者も中には要るであろう。結果は未だ先になるが、しゃんしゃんと手を打って喜べるかは不明である。

[2017年10月07日付け本紙2414号掲載分]


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