社説 波紋
現在の人材・人手に関しての共通課題・・・
この夏の国内における天候は、地域によって極端に異なり、特に盆休み期間は顕著となって各地での気温差から人々の姿は様々な服装が見られた。
何となく国内景気にも当て嵌まる斑(まだら)模様にも受け取れ、さらには企業規模の大手・中堅と中小零細の実態、取り巻く環境を表しているようにも思える。
ただ、人材・人手に関しては共通の課題もみられ、その対応策の一つにIoT導入及びAI活用などと、規模に限定されずに多種多様な産業で取り組んでいる。一部には、効果が実を結び付き始めているケースも
その一方で、後継者不在の事業承継問題に直面する企業にとっては、如何に解決手段を導き出すかが鍵となっており、なかにはお家騒動や派閥争いからでも早期に代表者を決定したいとの首を傾げたくなる声も聞かれる。
ある統計では国内企業の3分の2が後継者不在、代表者の平均年齢は約60歳を示している。永年培ってきた企業風土並びに文化などと、最新技術をもってしても世代交代の遅れを解決するには、一筋縄では行かないであろう。
[2017年8月27日付け本紙2410号掲載分]
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