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社説 波紋

携帯電話・スマートホンの普及による番号の枯渇・・・

 「便利な世の中になった」と、そう呟くのは中高年の証とも言われて、「いまの若い者は」と同じ位置付けなのかもしれない。

 便利と言えば、今や我々の生活に浸透した携帯電話があげられる。その電話もガラケイ派、スマホ派と、時折どちらかに区別されることもある。

 このスマートフォンであるが、内蔵する優れた機能(ダウンロードを含め)から愛用者は多い。大まかには、携帯電話とパソコンが一つの機器になったものであろうが、通話機能の利用度は低いのではないか。使いこなせば使いこなすほどに便利になるようだが、比例して依存度は高くなって、一部の利用者の中には無ければ何もできないほど委ねているケースもみられる。

 節度をもった利用者が大半だと思われるが、その普及率から割り振る電話番号が現行の「070」では底をつく状況にあり、新たに「060」の使用が始まるようだ。既に登録者不在の古い番号の再利用もおこなわれているが、IoT増加等に備えて「020」を専用回線に提供するとも聞かれる。

 将来的には、番号の枯渇に対応して生涯1つの番号制度導入も噂され、現時点での可能性は低いがマイナンバー制度との連動なんてことがあるかもしれない…

[2017年7月27日付け本紙2407号掲載分]


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