社説 波紋
体育の日・運動会シーズン
紅組ガンバレ、白組ガンバレ。本紙発行日の後に迎えた三連休には体育の日(10月10日)に関連して、多くの学校関係等をはじめとして運動会や体育祭の催しが開催されたようだ。
ここ数年来は、企業が連帯感による全社一体・一丸の競争力づくり、職場内及び他の部署とのコミュニケーションを築くなどの目的からおこなっている場合も。一定の成果がみられ、経費削減等で見送られてきた社内行事の復活、更なる結束や成長に向けた新たな導入の傾向も伺える。
一部の年齢層においては、1等賞や2等賞の順位付け結果を示さない競技種目が増えているとも聞こえる。悪戯に競争心を煽る気はないが、将来的に「やっても、やらなくても同じ」の思いが身に付いてしまわなければ良いのだが。
二番では駄目なのでしょうかを発言した政治家が、ある政党の党首になった。その地位に就かなければならない事情がみられる。一番でなければできないこと、一番でなくてはならないこと、企業にとっても不可欠な要素になるのではないか。
[2016年10月7日付け本紙2378号掲載分]
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