社説 波紋
食欲の秋
残暑厳しい中にはあるが、少しずつも季節の移り変わりを感じられ、気は早いかもしれないが“食欲の秋”という言葉が浮かぶ。
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そうなると、体型が気になる人もいるかもしれないが、一食、一品でも多くの旬の物などを口にしたくなって食欲を抑えきれないことにも。
ある情報番組で味・食感などの表現に使われている単語や言葉の数は、美食の国とも云われるフランスの倍にあたる四百以上を数え、世界でも一番多いとのデータが示された。 あっさり、こってり、しっとり、もちもちからプレミアム等と、明確な基準は定められていないものの、日常の食事に限らず、商品のPRにも購買意欲を促す多種多様な単語や言葉が多用されている。
一つの食べ物に対して万人が万人共通にはならないのが自然で、好き・嫌いな味などによっても表現は異なるものであろう。
ねじ製品に当て嵌めた場合に高品質、高精度…表す単語等は一体どのくらいになるものなのか。秋の夜長に数えてみるのも良いかもしれない
[2016年9月17日付け本紙2376号掲載分
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- 食欲の秋 2016.09.27 火曜日