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社説 波紋

年明けて・・・

 年が明けたら、明けたで、アルコールを摂取する機会が増えているのではなかろうか。仕事関係では賀詞交歓会がみられ、個人的な新年会などと、公私ともに酒飲みにとっては胃を休める時は少なっていると思われる。

 その年明け早々の元日には警視庁が「寝込まナイトキャンペーン」を開始。人が路上に寝込んでしまい交通事故に遭った件数増加の対策に、送別会時期の3月末までにトラック・タクシー等の協会をはじめ飲食店へのビラ配布や街頭での注意を呼びかける活動がおこなわれている。

 飲んだら寝るな!である。ついつい、酔いも廻ってくれば気持ちの良い、楽な方向に行ってしまうことも。飲んだ帰りの電車で、座れたことを幸いに寝込み、乗り過ごしや最終電車の終駅到着で起こされ。なんて経験に心当たりがあるのでは…。

 人によってはまだまだ続くのであろう宴席。お付き合いの範囲もそれぞれ異なり、そう簡単には断れない場合もみられる。ただ、何事にも適度ということがあり、年末年始に付いた余分なものを落とすこと、取り巻く環境からの企業状況を踏まえたら、当面は腹八分目での我慢が必要なのかもしれない。

[2016年1月27日付け本紙2353号掲載分]


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