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社説 波紋

日本の郵便は・・・

 早いもので今年も残り一ヶ月を切った。年齢を重ねるごとに何かと慌ただしさが増している気も…

 人によっては年賀状の準備に入っているとも。年明け早々の元日配達であるが、このほどのマイナンバー制度における関係書類の配達遠廷を背景に、期限内投函であっても希望に沿えないのではと不安の横切る人が居ても不思議ではない。

 日本の郵便は現在、1・5倍の配達要員を配置し、初回分については12月20日の完了予定を発表。送付方法の簡易書留をタイもング良く受け取れるかの疑問も残るが、とりあえづは来年1月の同制度運用を前にして横並びの安心提供ということであろう。

 ただ、我々中小企業にとって表面上は窺えなくても、年の瀬が近づくに連れて猫の手も借りたいほどになり、増員補強が簡単にできている様は羨ましい限りだ。企業競争力とは言い難い、1社独占の強さが順調な株価にも反映されているとも受け取れ、人・カネで同様の思いがよぎっている経営者も多いのではなかろうか…

[2015年12月7日付け本紙2348号掲載分]


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