社説 波紋
春採用の企業説明会と大学3年生らの就職活動がスタート
現実は違っていた。良く聞く言葉かもしれないが、有益・無益に関わらずに情報が溢れている現在においては、後々に他人事では済まされないこともある。
時間・場所に制限されずに個人が欲しい、望む情報を自由に入手、選択できる便利さとは引き換えに、自らが背負わなければならない責任と義務も大きい。
先頃には平成28年(2016年)春採用の企業説明会と大学3年生らの就職活動が本格的にスタート。昨年よりも、公的には活動の日程は短くなって、企業・学生の両方で如何に時間の有効活用をおこなうかが、将来、運命の分かれ道になるかもと充実した活動を目指している。
定年延長、継続雇用制度施行などと、ある企業へ入社後から一生涯を勤め上げた場合に、単純計算では四〇数年間、半世紀近くになる。その間に、聞いていた話とは違うと思うことがいったい何回あるのだろうか…なかには就業体験(インターンシップ)もみられるが、短時間での判断に正確な情報が得られるのかは疑問である。
[2015年3月7日付け本紙2321号掲載分]
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