社説 波紋
ユネスコの無形文化遺産 二年連続
今年も残すところ1ヶ月をきり、ドタバタの中での衆議院選挙に突入した。アベノミクスの失敗が取り沙汰される政局批判に、総理は一部での成果をベースに「経済を更に前へ」「より活性化して回す」などと、論調に終始徹底する姿がみられた。
昔と違った社会環境においても、12月の年の瀬の慌ただしさに追われているのが中小零細企業の我々である。結果待ち、その間の空白、経済の停滞を懸念する声も多いのだが、批判票の行き場所がないと嘆く声も同じ数ほどあるのでは…。ともあれ、時間が止まることはないのである。選挙結果の判明後、考える暇もなく直ぐに新年を迎えることからも、確りとそれぞれが行なうべきことを行ない、来るべき時に備えるしかないのであろう。
先頃には、ユネスコの無形文化遺産に「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」が登録された。昨年の「和食」に続いての2年連続での快挙である。品質をはじめとして世界のユーザーに認められている「和ねじ」の登録も近いかもしれない…。
[2014年12月7日付け本紙2312号掲載分]
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