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社説 波紋

来春から「食品機能表示」

 食品機能表示。来春からスタートする野菜・魚、加工食品、サプリメントなどの食品類に関し、人体への効能を具体的に表示がおこなえる制度である。

 この表示は、病気の治療・予防効果は認められないのだが、例えば肝臓の働きを助けます、目の健康をサポートします等と、健康の維持および増進の範囲に限って対象となる。

 表示とは無関係になるのだが、昔、ちゃんと牛乳を飲まないと背が伸びない、骨が丈夫にならないなどの言葉を聞かされた記憶がある方も多いのではないか…

 業界でみる表示で思い浮かぶ代表としては、製品の特長などを示したものがある。緩み止め、締結性、作業性、高強度などの用途並びに使用環境・条件に対する効果を表わした多彩な言葉がみられる。

 既に制度導入で市場が急成長した米国を例に、関連の国内市場や周辺産業においてもその経済活性化への期待が高まっている。

 業界でも、ユーザーニーズを適確に捉えたキャッチフレーズを発信すれば、個々の製品に限らず企業も含め、業績向上へと繋がるビジネスチャンスが期待できかもしれない…。

[2014年10月27日付け本紙2308号掲載分]


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