社説 波紋
アベノミクス効果での財布の紐は緩むか?
さあ、ゴールデンウィークに突入だ。企業、個人によって連休の日数はまちまちである。有給休暇や休日出勤の代替日などを組合せて、長いものでは11連休も聞かれる。単純に考えると、この期間で一ヵ月の3分の1を休むことに。
最近、円安、観光立国の実現に向けた政府の取り組みからか、外国人観光客の姿を多く見かける。2020年夏季オリンピックも控え、より沢山の国・地域の人達に日本を知ってもらうのには良いのだが、日本ブランドの土産物は大人買いを、それに比べて飲食関連では渋いとも。夕食は、居酒屋チェーンでの定額による飲み放題・食べ放題を定番にするツアーもある。
このスーパーゴールデンウィーク。どこで何をするかはそれぞれの勝手ではあるが、アベノミクス効果での賃金上昇者には気を緩めるのと同時に、例年よりも財布の紐を緩めてもらい、消費の喚起という掲げた目標が計画倒れになるのだけは避けたいものだ…。
[2014年4月27日付け本紙2290号掲載分]
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