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社説 波紋

大雪で現れたアンパンマンに学ぶこと・・・

 つい最近、投稿サイトで“リアルアンパンマン”が話題を呼んでいた。

 大雪により通行止めとなった中央道のサービスエリアにて多数の車両が立往生・待機する中でヤマザキパンのトラックドライバーが機転を利かし、積荷のパンを同じく居合わせた他のドライバー等に無償配布した行動である。

 但し、今回の行動は自社トラックの配送で積荷は自社の物だからできことで、現状の物流市場では例外的なケースであると。物流の大動脈遮断で販売店や消費者に製品が届かなった地域もあったことから同社はコメントを控えているが、根底には大切な食糧を供給する企業姿勢に基づく、日頃の理念や使命を加味した教育により養われた「気づき」へと繋がるのではなかろうか。

 漫画アンパンマンの原作者は作品に「細かいところに気がつく、優しいスーパーマン」の想いを込めたとも言われている。この、気づきをスローガンに採用している企業も多く、今後の重要なキーワードになるのでは…

[2014年2月27日付け本紙2284号掲載分]


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