社説 波紋
2014年 甲午(きのえうま)が始まり
新年を迎えて干支であらわすと「甲午(きのえうま)」が始まった。この意味、解釈は多種多様な内容がある中で、「今までのことが整理され、新しいことが始まる。転換期」にも捉えることができる。
それを世情は前向きに反映してか、年始恒例の光景となった初売り、福袋を求める人達の姿は一部であったとしても活況に満ち、売り手側も上々の出だしとなる手応えを掴んだようである。また、経済団体の新年の集まりでは政府の施策を後押し、実現に企業代表者から賃金アップを考えるとの声も聞かれた。
幸先の良いことばかりでないのは当然であるが、大ところの頼みの綱は経済対策だと思われる。大高・中小低の企業規模で実感は異なり、中小が効果・恩恵を受けていたとしても浮き沈みの斑模様の環境下にある。
見た目が“シマウマ”のような景況から早期脱却し、各企業が鬣(たてがみ)を力強くなびかせ、天馬の如く空高く駆け上がる飛躍の年になることを願いたい。
[2014年1月17日付け本紙2280号掲載分]
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