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社説 波紋

ニーズに合ったアレンジや創作が必要なのでは・・・

 ユネスコの無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録された。食に関するものではフランスの美食、地中海料理など5件目、日本における無形文化遺産では歌舞伎や能楽などに続いて22件目。

 この和食は世界的な健康食のブームを背景に、多くの国において日本食関連の店が連日の賑わいを見せていると共に根付いた運営を行っていると聞く。現地ニーズに合せてアレンジした創作料理も多々あるが、日本のものが多方面に受け入れられていることは嬉しく思える。

 昨今、ねじ製品も含めた工業部品は需要産業の海外拠点における現地調達の急速展開が目立つ。国際市場での競争力強化を目指しての対応にみられるが、日本国内で作っていたものをそのまま移管しての横から横では、新たな発展及び将来的な成長へと捉えるのは難しいのでは。多くの国に受け入れてももらうのであれば、現地のニーズを少しでも多く取り入れてのアレンジや創作が必要なのでは…。

[2013年12月17日付け本紙2277号掲載分]


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