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社説 波紋

平均寿命また延びる

 男性79.59歳、女性86.35歳。これは、先ごろ厚生労働省が発表した日本人の平均寿命である。男女ともに前回調査からは1歳近くの平均寿命が延び、女性のほうが7歳ほど長生きする結果に。都道府県別では、男女それぞれ長野県が前回調査に続いてペアでのトップとなり、健康・長寿県の地位を固めた。

 一方、約30年後の2040年の日本の人口推移は1億727万6千人。2010年に比べると、約2078万人が減少するとの予測がなされている。最も減少幅が小さいのは、これまで長寿県とされていたが、近年はその名から遠ざかっている沖縄県(寿命ランク男性26位、女性3位)である。

 長野県の高寿命には様々な要因がみられるが、昔ながらの生活習慣が守られ、バランスの良い日常を送る環境が整っているとも言われる。何ごとにも適度、適正があるように、30年後の総人口の一人に数えられるように心掛けていかねば

[2013年11月7日付け本紙2273号掲載分]


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