社説 波紋
昨今の連休明けデータ
あと2回この数字であるが、今年(2013年)中に残された月曜を含む土曜からの三連休の回数を指している。土曜と日曜の連日休暇の週休二日制が定着した中、13年は国民の祝日を月曜に当て嵌めた(振替含む)三連休は合計10回におよぶ。一昨年は6回、昨年は7回と、それ以前の過去も同様の数字が並び、いわば、多くの人が例年にない回数の三連休を過ごしたことになる。
ところが、休みが多くなったからといって喜んでいる訳にもいかない。週休二日制導入後からのとあるデータによると、親の週休二日に伴って週末を目いっぱいレジャー等で過ごし、週明けの月曜に学校を休む小学校低学年の人数が増加しているとの結果も。
日本人は欧米人に比べて休日の過ごし方が下手であるとの言葉も聞く。それなら、まだ良いが“働かざる者食うべからず”とならぬよう、残る2回の三連休の過ごし方に気をつけねば。
[2013年10月27日付け本紙2272号掲載分]
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