社説 波紋
鉱工業の動向…
景気の現状を示す鉱工業の動向のうち、輸出と製造業の生産は「持ち直しの動き」ということで、当分安定状態で推移しそうだ。
輸出については、アジアやヨーロッパ向けは下げ止まりの状況となっており、また、主力のアメリカ向けは上向きの兆しをみせている。こうしたことで国内生産は、緩やかながら持ち直しており、輸送機械分野をはじめ一般機械全般に底堅い動きとなっている。
日銀の3月調査では直近の企業収益の動向について「2013年度の売上高は4年連続の増収増益(経常2年連続)が見込まれるとしており、企業の業況判断を「大・中小企業とも前月比1ポイントの改善となっている」ということだ。
問題の雇用情勢については「依然として厳しさが残るものの、このところ改善の動きがみられる」という。ちなみに製造業の残業時間は増加している。
[2013年6月17日付け本紙2259号掲載分]
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