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社説 波紋

3月期上場企業の業績

 3月期上場企業の業績が良好のようだ。経済紙の投資財務面「営業益3割増」だの「純利益最高に」などの景気のよい見出しが目に飛び込んでくる。

 そんな中で出色なのが「三菱重工業の前期純利益4倍」とか「NEC、営業利益6割増」「伊藤忠エネクス前期営業益5割増」といったところだ。

 勝ち組があれば負け組もある。パソコン関連部品の需要が落ち込んだという日立化成は「経常益2%減」、日立金属も52%減、JVケンウッドは純利益82%減ということで、落ち込みも半端ではない。

 悪い中でも自動車部品などの部門を持つ企業は赤字幅を緩和することができているようだ。


[2013年5月7日付け本紙2255号掲載分]


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