社説 波紋
今後の経済産業政策の方針 (経産省)
経済産業省の産業構造審議会で先般の新産業構造部会にて今後の経済産業政策の方針として「価格競争から価値創造経済へ」とする報告書をとりまとめた。
新産業政策への第一の目的として同省では、近年の日本経済は少子高齢化で潜在成長率が低下する中で、縮小の連鎖が継続するヤセ我慢の経済となっている。高度成長期以来の企業戦略や就業構造が行き詰まっていることが原因である。
これを打開するためには成長のための成長でなく「豊かさを実感できる成長」へ産業政策を転換する必要があるとしている。価格競争から価値創造経済へ―ということだ。
[2012年6月27日付け本紙2224号掲載分]
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