社説 波紋
政府発表5月の月例経済報告
景気はゆるやかに回復の過程を歩んでいるようだ。政府発表の5月の月例経済報告でも「景気はいぜんとして厳しい状況にあるものの、復興需要を背景として上向いている」としている。復興需要を背景として云々は気に入らないが緩やかに回復していることは確かだろう。
いちばん気がかりだった住宅建設にこのところ持ち直しの動きがみられる―とするあたり景気がよくなっている証しである。雇用の安定更には所得環境の改善などが後押しとなり、状況は長持ちしそうだ。
ねじ業界にとっての風向きも需要環境等とあわせてみれば(自動車生産の堅調さや電子部品の需給改善等)先行き見通しは堅調な推移が期待できそうで、穏やかな薫風の下前進してもらいたいものだ。
[2012年5月27日付け本紙2221号掲載分]
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