社説 波紋
日機連 平成23年度機械工業生産額改訂見通しで
本年も早や年末を迎えんとしており、経済動向も下振れリスクに加え、歴史的な円高の進行や今冬の電力不足の懸など、先行き予断を許さない状況にある。
日機連が先般公表した平成23年度機械工業生産額改訂見通しにおいて、その基準ともなる国内外の情勢に目を向け「本年3月の東日本大震災による部品サプライチェーンの寸断や電力不足などによる生産への影響など甚大な被害に遭ったが、その後のサプライチェーンの回復や夏の電力不足を乗り切ったこともあり、生産活動はほぼ持ち直しており、今後は復興需要に支えられて回復基調を辿るものと見られる」と国内生産は平穏に推移しそうな判断を示している。
しかし、ヨーロッパの金融危機、新興国のインフレ懸念など海外経済は一段と厳しい情勢にあるとしている。
[2011年11月27日付け本紙2203号掲載分]
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