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社説 波紋

今年の8月鉱工業生産速報では・・・

 昔からニッパチ(2月と8月)といって、寒さと暑さが景気を左右したので、物が売れない・物を作らない。当然鉱工業生産も落ち込むのが通例とされた。

 先般公表された8月の鉱工業生産速報によれば、季節調整値とはいえ指数は93.7と高く、前月比0.8%上昇としている。震災で思うように生産できなかった自動車関係の増産が起動に乗り始めたということ。当然自動車部品も好調であり、電子機器・電子部品も動きが戻りつつある。

 8月の生産が予想以上に上昇したため9月の生産は若干セーブされマイナス予測。でも10月は再び増加を期待してよさそうだ。 

[2011年10月17日付け本紙2199号掲載分]


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