社説 波紋
原発事故と共に二ヵ月がすぎ・・・
東日本大震災で福島第1原子力発電所が津波被害により施設が破壊して放射線が恐ろしいと、今や世界中が目の敵にしている。何がなくでも電気がなくては始まらない文明社会の生活習慣、はたして原発抜きでスムーズに国家維持できようか、原発を嫌う多くの人たちもそこの辺は確信が持てないのと違いますか
しかし、世界中が原発に頼らないでも支障のないシステムを打ち出すだろうか。どこがその格好な電気需給社会を打ち立てるのだろうか、嫌うばかりではラチが開かない。そのせいか、このところ火力発電の沙汰がやたらと多くなってきたり、海上風力発電だの、エコ型発電だのと、話題百出の昨今だ。
東日本大震災で原発事故と共に二ヵ月後の東北が依然として復旧の形が見えないのも、想定外だと思う。東北支援で復旧の形は出来つつあるのだろうが、中元商戦や風鈴作戦などに利用されてはますますその形の影は薄れてしまおう…。
[2011年5月17日付け本紙2184号掲載分]
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