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社説 波紋

過熱しそして破綻といったパターン

 自動車の需要は堅調に伸び続けているが、日本をはじめ先進市場では市場の拡大は望めず需要面においても過度期を迎えて、低成長安定過程に入ったとすることができよう。

 エコノミストの意見だが、車社会に引きずられて経済が目いっぱい脹らんで、やがて過熱しそして破綻といったパターンはいつの時代でも、どこの発展国であろうとも通らざるを得ないことなのだそうだ。

 そういえば日本も自動車、電機等の人気業種・人気商品で経済発展は目ざましいものがあったが、その一現象で経済が破綻の憂き目にあったのも確かなところだ。中国では自動車をつくっても作り足りないといっている。これもやがては過熱して経済が破綻するのではないかと心配する向きもあるが…。

[2010年9月27日付け本紙2161号掲載分]


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