社説 波紋
カナダでの主要八カ国サミット後の日本…
この辺が景気の底と思いきや二番底が待ってましたと底をのぞかせ景気は暗く深い闇の底へと沈んでいくようでもある…歴史はくり返される。
今般開催された日本ねじ研究協会の定時総会での竹中会長は挨拶の中で「一九八五年のプラザ合意の時も、日本にとって極めて厳しい情勢をもたらした。そしてグローバル化が進み客先もねじ企業も海外へ進出し、工場の空洞化が進んだ。今、まさに第2ステージの踊り場にきているのではないか」と述べていた。
カナダでの主要八カ国サミットが開かれている中で、日本国内の景気状勢は流れが落ち込みはじめたようにもみえる。プラザ合意だのサミットだのと悪い節目になるようで縁起が悪い。サッカーの世界選手権で国中が大騒ぎしているが、選手権後の反動が大きく出そうな気がしなくもない。
[2010年7月7日付け本紙2153号掲載分]
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