現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

経産省21年度速報偏の工業統計

 経済産業省の21年度速報編の工業統計=年度実績分=によると、自動車および自動車品など関連品目を含めた自動車工業の19年度出荷高が全品目において一兆円の大台を突破、拡大一途の状況であったことを物語っている。以下にその出荷高等を列挙してみた。()数字は製造業全体における出荷高順位で、またカッコ内は主要出荷県ベスト3で上位順。

 ▼まず、完成車の部からみると、普通乗用車九兆五千億円(1)(愛知、福岡、埼玉)。軽・小型乗用車五兆二千億円(5)(愛知、静岡、埼
玉)。トラック三兆二千億円 (11)(神奈川、群馬、愛知)。KDセット一兆三千億円(30)(愛知、神奈川、三重)。

 ▼自動車部品関係では、駆動伝導・操縦装置部品六兆二千億円(3)(愛知、静岡、栃木)。自動車用内燃機関の部分品・取付具・付属品三兆七千億円(9)(愛知、群馬、静岡)。シャーシ部品及び車体部品三兆八千億円(8)(愛知、神奈川、静岡)。懸架・制動装置部品一兆五千億円(21)(愛知、埼玉、岐阜)。その他の自動車部品七兆円(2)(愛知、静岡、埼玉)。

 ▼そのほか自動車用関連では、自動車用プラスチック製品一兆七千億円 (18)(愛知、静岡、群馬)。自動車用ガソリンエンジン一兆四千億円  (愛知、神奈川、静岡)。内燃機関用電装品の部分品・取付具・付属品一兆三千億円(三重、静岡、兵庫)。

 ▼その他参考までに、ガソリン四兆五千億円(6)(千葉、神奈川、大阪)。軽油一兆九千億円(16)(千葉、山口、神奈川)。鋼帯一兆四千億円(26)(広島、大分、岡山)。

[2009年7月27日付け本紙2119号掲載分]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト