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社説 波紋

環境・新エネルギー対応の事業化も必要な部品が何か?

 オイルショックで再起不能と言われた企業もいつの間にか立ち直り、成長し始めたら今度はバブル経済の崩壊で再び再起不能と思える痛手をこうむった。こんな過程を歩んでいるのは一企業や一業種ではない。日本の産業のすべては危機と好機の間で強いられ、勝ち残ってきている。

 百年に一度来るか来ないか、それほど谷の深い不況がやってきて二年目に入る。バブル経済を克服した打ち出の小槌は今なお健在と思う。産業界は知恵を絞って次の手を打つだろう。

 いまそれが表面に出てきたのが「環境・新エネルギー」対応の事業化である。太陽電池はその第一級のターゲットといえる。自動車メーカーも電機メーカーも家電メーカーもそれに狙いをつけている。問題はそれに必要な部品が何であるかということだ。

[2009年4月27日付け本紙2110号掲載分]


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