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社説 波紋

好調な外需にもかげりが・・・

 わが国の機械工業の生産額は小幅ながら毎年プラスの推移を続けている。20年度も日機連によれば2・6%増(前年度比)と、建設分野とは比較にならない堅調な見通しを掲げている。

 日本経済はこのところいろいろ懸念材料を抱えながら50ポイントを割ることなく「そこそこ」の経済水位を保ってきている。それは内需の減退を好調な外需がカバーしたからで、輸出が好調な業種、企業が業績を伸ばす裏で内需型企業は次の手を打たねば負け組に落ちてしまう昨今である。

 だが、土俵ぎわで踏み止まっていた外需にもかげりが見え始めてきた。要注意だ。

[2008年9月17日付け本紙2088号掲載分]


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