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社説 波紋

「ねじ」の標準化にねじ研の地味な作業が支えに―

 ねじが広い範囲にわたり(世界的に)多種多量に消費されるには、まず製品が優れた性能・機能・品質を有していることが第一条件だが、それに次ぐのがどの需要家にも使える互換性を可能とする「標準化」が重要である。

 日本ねじ研究協会で毎年度「JISねじ規格の改正・制定における原案作成事業」を実施しているが、ねじ国内又は国際市場で多量に使われる所謂需要拡大・需要維持を確固たるものとする基本的な事業といってもよい。地味な作業だが重要で、それが延々と続いている。

 平成18年度に同会が作成したJIS原案は「おねじ部品用ヘクサロビュラ穴」(改正)など8規格で新しい規格票が発行されたが、ちなみに同会が関与した今時点での総数は140件になる。

[2008年8月27日付け本紙2086号掲載分]


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