現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

石油によるあらゆる部門の高騰が、軽自動車の増産に…

 素材の高騰で材料代がふくらみ、そのくせ製品価格が上げられない製造業では赤字、不採算による倒産が目立つところ…と昨今の産業動向はかつてのデフレ倒産社会の情勢を映し出している。

 ガソリンが滅多やたら高騰し運送業界は戦々恐々とその成り行きを見守っている。石油の高騰はあらゆる部門のコスト高を招き物価上昇はとまらない。マイカーだってたまったものではない。昨今は再び軽自動車が重視され、カーメーカーの力の入れどころとなっている。

 原料高騰を吸収できずに潰れる所があれば、高騰情勢を追い風に大きく前進しようとする所もある。トヨタを追うホンダは軽自動車の増産に向け新工場建設など体制の強化に張り切っている。


[2008年3月27日付紙面から]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト