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社説 波紋

中小企業も大企業も今再びIT戦略

 中小企業分野でもIT活用の実態をのぞいてみるとかなり利用度は進んでいることがわかる。経済産業省中小企業庁でも平成20年度の予算に係わる「中小企業IT経営革新支援事業」の推進を通して更なるIT化成果促進を図る方針を打ち出している。

 あらゆる手法を積み重ね最適な経営手法により今日の磐石な体制を築き上げたニッポンの法人企業各社。中小も大企業もそれなりに成功を収め、成果をあげている。その時代その時代に当用した科学的手法はその限りを尽くして今日がある。打ち手の小槌を振ればうまい具合に新しい経営手法が飛び出して成果を挙げてくれた―そんなよき時代が日本にはあったのだ。

 しかし、韓国が追い上げ、中国が追い上げ、分野によっては追い落とされる始末である。風雲急を告げられた日本の産業界。ITくらいでこの急場は凌げそうにない…がやらぬよりはやるに越したことはない。その程度の対策しかないのかとは考えたくないのだが…今再びITなのだ。


[2008年3月17日付紙面から]


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