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社説 波紋

「モノづくりのオリンピック」があれば日本は金メダル

 モノづくり日本。それは世界に誇れる製造技術、品質の優秀性を差している訳である。モノづくりのオリンピックがあるとすれば日本の金メダルの数は相当なものとなろう。

 製造現場の管理手法などを客観的に評価し、「品質経営度」として数値化して競う「品質経営度ランキング」で日本科学技術連名(御手洗冨士夫会長)から発表された。ペスト5を順に挙げると、シャープ、トヨタ自動車、東洋ゴム工業、富士フィルムホールディングス、アイシン精機ということだ。最近の業績をみれば何れも納得のいく会社ばかりだ。
 モノづくり企業であれば「品質向上活動」に注力していない会社はない訳だが、経営トップがどの程度関与しているか、それが一番の問題である。それと、いくら向上活動に躍起となったところでクレーム発生が減らない、あるいは顧客への対応がイマイチということでも、この競争には勝てない。その観点でのオリンピックを開催しても面白い。

[2007年10月7日付紙面]


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